株式会社日本ユニストは、Sansan株式会社のDXサービスを活用し、自社のビジネスや働き方に変化・イノベーションを起こしたユーザーを表彰する「Sansan Innovation Award 2022」を受賞しました。
インボイス管理サービス「Bill One」の活用によりDXを加速させた点が評価され、「Sansan Innovator BO Prize」に選出されました。
「Sansan Innovation Award」について
Sansan Innovation Awardは、営業DXサービス「Sansan」のほか、インボイス管理サービス「Bill One」、クラウド契約業務サービス「Contract One」など、Sansan株式会社が提供する働き方を変えるDXサービスを活用している企業や団体、個人であれば誰でも応募することができます。
応募内容は、独自性、成果・効果、社会性・影響力、活用方法の再現性、ユーザーコミュニティー「Sansan Innovation Community」への貢献度をはじめとする基準に基づいて、総合的に選考されました。
「Sansan Innovation Award」公式サイトはこちら
日本ユニストの受賞理由
日本ユニストは営業活動のDXを目的にSansanを導入し、人脈の脱属人化により、個からチームでの営業スタイルへと変革を実現しました。加えて、Sansanのデータ統合機能「Sansan Data Hub」を活用することで高品質な顧客マスタを構築し、デジタルマーケティングを加速させています。
営業活動のDXと並行して進めているバックオフィス業務のDX化においては、9割の請求書のBill Oneへの移行を達成しました。Sansanを不動産営業プラットフォームとして活用し、DXを推進している点に加え、Bill Oneを活用して請求書関連業務のRPA化を行うなど、ペーパーレス化に向けた先進的な取り組みを進めている点が評価されました。
日本ユニストにおけるDX推進の取り組み
不動産業界は「個の力」による営業スタイルが従来より根強いため、名刺管理が属人的となっており、営業マンがどのような仲介会社と繋がっているかなどを会社として把握していませんでした。そこでSansanを導入したところ、名刺情報が可視化され、チーム戦略から個人の行動計画まで、営業計画を一気通貫して考えられるように。名刺情報を営業資産へと変換し、チーム全体で活用できる状態へと発展させられました。その結果、顧客への販売アプローチが1日で完了し、売却までのリードタイムを約65%短縮することも可能となりました。
また、Bill Oneの導入により、経理担当者が手作業で行ってきた、請求書の受領から債務支払いまでの業務をペーパーレスかつオンラインで行えるようになりました。現在は、これらの業務を全自動で行えるようにRPA化を進めています。これまで単純な手作業に多くの業務時間を割いていた社員も、自動化された業務のチェックに時間を使えるようになりました。
DX が業務の質を向上させたことにより、社員のマインドセットが「自分でやる」から「IT を活用する」へと、変化がもたらされています。
受賞コメント
DXの評価はすごく難しいと思います。便利になっても、それはすぐに当たり前になってしまいます。目に見える成果を出し続けないと評価されにくい。
今回の受賞を通じて、第三者にこのように評価いただけたことは、大変光栄に思います。不動産業界は人脈が大切な資産です。だからこそ、Sansanを早期に導入したことは非常に効果的でした。そして、その成果が現場のDXへの理解につながりました。
しかし、デジタルだけで解決しない問題も多くあります。現場のスタッフと何度も議論を交わし、お互いの理解を深め、現場と一緒に進められたことが大変貴重な経験になっており、これからも大切にしていきたいと思います。今回の受賞を通じて得た学びを活かし、事業用不動産DXのパイオニア企業として、付加価値の高い不動産を企画・開発し、社会に貢献してまいります。
取締役 経営管理室 室長 山口 和泰