取締役の山口が、和歌山大学で講義を実施 熊野古道を例に、地方での観光振興について解説

不動産開発と宿泊施設運営を行う株式会社日本ユニスト(大阪市西区、代表取締役:今村亙忠)の取締役・山口和泰が、10月5日に和歌山大学南紀熊野サテライトで開かれた「地域観光戦略論B」に登壇し、講義を行いました。

「地域観光戦略論B」は、最新の観光の傾向をもとに、ローカルな素材を活かし、地域に密着している観光戦略について学ぶ講義です。日本ユニストの親会社である株式会社ユニスト・ホールディングスの特命顧問を務める、同大紀伊半島価値共創基幹の小川雅則客員教授が本講義を担当していることから、依頼をいただき登壇することとなりました。

講義内容

「観光を取り巻く環境の変化」というテーマに基づき、「全長約350kmをつなぐ熊野街道事業の取り組み」と題した講義を実施。最初に、熊野古道の宿泊施設「SEN.RETREAT」の運営事業のほか、先人が大阪から熊野を目指した「紀伊路」の復活プロジェクトについて、事業の全体像を解説しました。

宿不足や収益の不安定さなど熊野古道の観光が抱える課題を解決するため、地域で生み出した収益で観光資源を保全し、 地域全体で持続可能な状態となることを目指していると説明。その上で、無人運営の仕組化やサプライチェーンの構築を行うことで、他にはない運営体制を実現していると紹介しました。

最後に、今後の日本は「地方経済」が鍵となるため、地方経済を生み出すための観光を実現する必要がある、と強調。「観光による波及的な経済効果まで踏まえた取り組みが求められている」と締めくくりました。