KUMANO
KODO
熊野古道/宿泊事業
「SEN.RETREAT」
持続可能な宿泊モデルを創出
熊野古道に横たわる
「宿不足」という地域課題
和歌山県、三重県、奈良県などにまたがる熊野古道。
2004年に世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」として登録されて以降、国内外から多くの巡礼者が訪れています。
しかし、周辺の宿泊施設の規模が小さく、ハイシーズンは旅行者を受け入れられないケースが続出。
観光資源を生かしきれないという課題がありました。
また、高齢者や家族経営の宿が多く、後継者不足も大きな課題となっていました。
こうした「宿不足」を食い止めるべく、日本ユニストが立ち上げたのが、宿泊施設「SEN.RETREAT」を熊野古道・中辺路沿いにつくる事業です。
RETREAT
-歩いて、遊んで、夢中で休んで-
“蘇りの道”と呼ばれる聖地・熊野古道。
忙しい日常に追われている人も、ここに来て大自然に囲まれたら、ストレスがリセットされ、自分を見つめ直せる。
そんな体験を提供したいとの思いから、「RETREAT」をコンセプトに掲げました。
標高300mの山中にある1棟貸し宿「SEN.RETREAT TAKAHARA」は、雲海や星空などの大自然と、フィンランド式薪サウナで、心身ともに解放される空間をつくり上げました。
宿場町として栄えた近露地域にあるコンテナホテル「SEN.RETREAT CHIKATSUYU」は、プライベートガーデン付きの客室やピザ窯、焚き火台などのアクティビティを存分に楽しめます。
無人運営で、過疎地の雇用問題を解決
熊野古道に新たな地域経済を
宿泊施設の開発は、旅行者の受け皿をつくり、地域観光を活性化させるだけではありません。
過疎化が進む地域で新たに働き口を生み出したり、飲食関係やリネンなどの地元事業者に利益をもたらしたりする効果も期待されます。
SEN.RETREATには常駐スタッフはおらず、ITツールを駆使することで、無人運営を実現。
清掃や準備を行うスタッフには、地域住民の方々を雇用しています。
現在は2カ所の宿を運営していますが、将来的には数日かけて中辺路を歩き通せるように、全部で4~5カ所の宿を整備する計画です。
大手デベロッパーがビジネスを行わない地方で積極的に開発を手掛けることで、経済や人の流れを創出します。
事業モデル
不動産開発を軸に新たな事業を地域関係者と共に創り、経営を通じて、地域の抱える経済的・社会的課題を解決します。
日本ユニストが提供する価値
土地の特性を最大限に活かす
ビジネスモデルの構築
地域課題を不動産を軸に
解決するノウハウ
雇用や消費市場を生み出す
エコシステムの形成